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世界恐慌などというヒステリー症候群

リーマンブラザースの倒産より日経平均が40%も下落したようだ。
コーヒー・ブレイクである(笑

といって日本が潰れてなくなる話ではない(笑)その証拠に日本円が急騰している。この為替の動きを見ている限りにおいて世界は日本を信用しているという話になる。今回の動きを見ていると諸外国の投機機関が信用収縮により外国での資金運用の余裕がなくなり日本の株式市場から資金が遠のいていると拙は見ている。にもかかわらず円が急騰しているのをみれば世界は相当日本のことを信頼しているのであろう。

恐慌論者の言説に従うと、このため株価の下落に伴い日本の金融機関が所有している株式分の評価が目減りし貸し出し枠が収縮し独自に資金を調達できない中小企業が貸し渋りにあい景気が悪くなる連鎖に入るという筋書きとなる。

そのため政府は金融機関に対して保有株式の買い取りと公的資金の導入枠の拡大策を打ち出している。まぁ拙的にいうと本腰を入れるなら緊急対策として一次的にBIS基準の棚上げと金融機関は政府が潰しませんとでも明言しない限り、このお馬鹿なヒステリーは治まらないと見ている。

欲に裏打ちされたヒステリーだから質が悪いのだ(爆

マスコミ等の論調に押されて政府は急激な円高に対して介入するというリップサービスをしているがこれも考えようによっては首を傾げる。理由は輸出を基幹とするする産業に大打撃を与えるということだが

・円高によって製造業を中心とする企業が悪い影響をうけるだろう
・円高によって原材料やエネルギーの輸入などは良い影響がでるだろう

日本のように貿易がクロスマーケットしているところは損得のバランスをはっきりマスコミが説明できないガサツさがゆえに国民の不安心理を煽っているとしか考えられない報道となっている。

輸出産業が打撃を受けるという話もトヨタやソニーを引き合いに出す手口はなんら変わっていない。違う違うのだ(笑

まず輸出がGDPに占める割合は20%を切っている。このうち資本財と呼ばれるコンポーネント部品は60%以上に達している。世界の製造業は日本の資本財という部品の供給がなければ世界の工場の60〜70%は製造がストップしてしまうだろうと言われている。恐慌などと言っても売り上げが減るが壊滅的な打撃を受ける構造とはなっていないのだ。

更に90年代のバブル崩壊以降に主立った大手企業は海外に製造業の移転を完了している。日本の問題点は世界で展開している製造業の利益は日本国内に還元できない仕組みになっている。還元すると税金がかかり企業から見れば移転先の政府と日本政府の二重取りの趣きが在る。信用収縮で資金が行き渡らなくなった今こそ国外収入税制の変更をするときだろう。(従来は黒字が膨らむので出来なかったと思う)

考えようによっては海外製品の価格の脅威は日本の会社同士の激烈な競争の結果だと言っても過言ではないのだ。

世界恐慌マインドで打撃を受けるのは国内GDP80%以上に達する国内消費だ。これとても円高の影響が浸透するば不景気の中で消費者物価が伸びないという現象がジワジワ浸透する様子が想像できる。このため食うのに困る食料暴動が起きるさまなどは話としては面白いが起こりようがない。もし起こるとすれば自民党が政権を失うだけであり、これは日本の崩壊とは直結しない。

ヒステリーだ、ヒステリーなのだ。

せいぜい資金調達が悪くなり資金繰りが悪くなるというだけの話で政府が本腰をいれればガン細胞のように組織全体を破壊するという話にはならない。だからこの市場の反応は異常だと思うのは拙だけか(笑

ことさら恐慌話を盛り上げファンドが安くなった時に株を買い占める動きをはじめるのか興味が尽きない。無責任な評論家は戦争が始まる等との話を流しているが誰が得をするのか考えることが重要だと思う。

日本が潰れない事は円高を見ても世界のファンドが一番良く知っている事でそれが日本人に理解できないのが不思議に思う。

日本は技術を基幹とする黄金の国なのだ。