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TM700の1080/60PをMacで編集してみた




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最近発売されたパナソニックの家庭用カメラTM700の評判は思ったよりいいようである。ビデオサロンの4月号発売前に静止画の比較をアップしているようだが編集部も驚いたと記述されている。(100万円以下のカメラで水面がここまで再現されているカメラは初めてかもしれない等と書いてある)
http://www.genkosha.com/vs/report/entry/tm700108060p.html

2チャンネルでも板が立ち上がっており、ぼちぼち撮影データーが公開されはじめたので処理してみた。最初に結論を述べると解像度は確かにいい。いわゆる「できる」という言葉がふさわしい、家庭用のカメラもついにここまで来たかという感慨がある。だが「使える」というインフラはまだまだ乏しい。できると使えるとは違うのだ(笑

拙的な表現を許してもらえるならば、現状は鰻屋の店先で鰻(うなぎ)の匂いを嗅いでいる切ない状況なのだ(爆)そこでこの実験ではPをiのQuickTimeに変換し編集するアプローチしかしていない。

さてデーターは2ちゃんで公開された善光寺の8秒弱のデーターを使用させていただいた。(使用のプロセスが著作権上問題があるかもしれないので、もし抗議をうけたら即、動画は削除します)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/vcamera/1265951401/

データーはm2ts方式でFCPで直接読み込もうにも受け付けない
作業環境はiMac
OS 10.5.8
2GHz Intel Core 2 Duo メモリーは2G
FCPは6.0.6である。
(現在FCPは1080/60Pのコーデックは存在しない)

これではしかたがないのでMacでWindowXPを立ち上げた(拙の環境はVMware)Win上でTMPGEnc 4.0 XPRESS(4.5.2.255)を立ち上げ読み込んだら1920*1080 59.94fpsと認識する。(ちなみに1080/60Pの圧縮方式は独自と言うのみでPanaは公開していない)

そこでQuickTimeは2つのコーデックで出力してみた、フォトJPGとH264である(というかTMPGEncには現実的にこの2つしか選択肢はない、まぁ非圧縮と圧縮の比較ができるだろう的な実験しかできない)

そして2つのデーターをFCPに取り込みFLV(接続スピード700K)にしたのが上記の映像である。FCPのシーケンスはコーデックが混在しても受け付けるが最初に選んだクリップのコーディクが優先される。ただ、拙の場合はAVCHDの素材を編集する時は、これも仕様が定かではないApple Intermediate Codecを使用しているのでレンダリングし直した(おまじないみたいなものである、というか何故使うかという理由は相当長くなるので省略(笑))

データー容量と変換時間

元データー(8秒弱) 21.8M
H264への変換時間 5分40秒前後 容量 304.2M
フォトJPGへの変換時間 6分30秒前後 容量 859.9M
(読み込みも書き込みも同一HDを使用しているのでHDが別だったら変換時間は1/2の時間になる可能性がある)
ちなみにFLV(384*215)の大きさは1.7M(笑

2つのデーターを並べた(16秒弱)FCPのApple Intermediate Codecの変換時間は2〜3分程度でシーケンスは1920*1080i HDTVと認識している(厳密に言うとこのiが問題なのかもしれないが(笑)最初に記述したようにこのようなアプローチしかできなかった)

シーケンス上の映像を見る限りはフォトJPGの色に深みがあるように感じられたが、データー量が違うと再現性が異なるということだろう。

FCPを使用されている方は上記の容量と変換時間で作業環境を推察することが可能だと思う。本格的に使うには4coreとメモリーがもっと必要であるということだ。用途的にWebでの発表を384*215サイズで行っている拙にはこれだけの革命的な変化もさほど影響をうけないが(笑)、もっと大きなサイズで勝負している方には影響が甚大だと思われる。

特にブルーレイなどの納品をAVCHDの業務用機で作成されている方は足元をすくわれかねないポテンシャルがあると見ている(インフラが整えばの話だが)俺の画像の方がイイゼェ等と言われたら疲れるかも(爆

現段階は鰻の匂い程度で話をすましているが何と言うか凄いことになってきたなぁと思う(笑)なにかしら4coreのiMacを意識し出した(爆

SD100(νmaicoviconの挑戦は終わったのか?) 1
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=336

SD100(フォーカスや手ブレ補正の仕様) 2
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=337

SD100(TM700の発表) 3
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=338

SD100(TM700にみる現在のカメラシステム・デザイン) 4
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=339

家庭用カメラで手ブレ補正競争が熱くなる理由
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=343

3D再生装置の跳梁
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=341

秘伝 MacでYouTubeアップのコツ(実はWinも(笑))
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=346

秘伝 MacでYouTubeアップのコツ(実はWinも(笑))2
http://audience.studio-web.net/diarypro/diary.cgi?no=347

家庭用カメラで手ブレ補正競争が熱くなる理由


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今回は相当意地の悪い角度から考察してみる。

AVCHDの最高記録レートは17M(だったけ?)前後と記憶しているが手ブレ補正はこの記録レートに密接にリンクしている。

このレートだと圧縮特性が最高に良いのはデジカメと変わらない静止画のような動画(笑)が最高の圧縮効率を稼げる事が理解出来る。悪くても静止した画面上のどこかが動いていると言うのがメーカーの本音のお薦め使用方法という話になる。

逆に圧縮特性が悪い対象を考えると、常に動いている水面とか風に揺れ動く森とか、画面全般にわたって動きがある映像であることは議論を待たない。ところがこれに似た状況がある。

手持ちの使用環境である(極端に言うとズームやパンも)

上記の考え方の延長線上では手持ち補正がないと一気に圧縮信号が平均化し画質が極端に落ちると言う話になる。つまり家庭用小型カメラの手持ち撮影はウリでありながら画質が落ちるという根源的な問題が存在するのが理解出来る。

そのため性能的に手持ち補正技術に狂奔するメーカーの立場というのが痛い程よくわかる(笑)つまり補正技術が上がれば→画質が良くなると言う循環がはじまるわけでこれだけ比例改善するテーマはなかなかない。補正は圧縮に起因した問題と拙は感じているのだ。

使えるかなぁ〜と思うのは初期の補正では風が吹けば画面がヌルヌルした感触が出て気持ちが悪かった物だが最近の機器では安い三脚を使って弱い風くらいだと画面が煽られなくなった。たとえ1K程度の腐れ三脚だとしても上記の原理から行くと極力手持ちを避けて三脚を使うと言うのが利口ではないかというのが拙のメソッドである(笑

これが50とか100Mくらいの記録レートだと全然手持ちを気にはしない世界でいけるのだが何せ家庭用は疲れるのだ(笑

相変わらず しょうもない事を書いていると反省している(笑

SD100(TM700にみる現在のカメラシステム・デザイン) 4

さてiA機能である。SD100で提案されたiAシステムの超進化系であるTM700をみると2年近く経過しているので機能的に相当進化している(あたりまえである)

http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn100210-1/jn100210-1.html

ところがiAシステムは従来のビデオカメラと根本的に異なる設計思想で構築されていると言っても過言ではないと感じた。その理由を従来型との対比でみると先進性が浮き上がってくる。その例として従来型の信号処理系を考えてみたい。

1.レンズを通して撮像素子に像を結ぶ
2.撮像素子の電気量の強弱をプリアンプで増幅する
3.プロセスアンプでガンマーやニー、クリップ、輪郭などをRGB各チャンネルを処理する。
4.その出力をエンコードする。

原理的にいうと映像信号はこのように直線的に処理されている。このような信号の流れは新たな機能が出現すると各プロセスの途中でぶら下がり的に機能が追加されてきたというのが従来型の特徴であった。

ところがSD100で提案されたのは、その膨れ上がった機能全般にわたってLSIで制御する、魔法のような(笑)仕様に変化している。具体的にいうと
1.明るさ、コントラスト、顔の面積や位置情報を検出し
2.ズームとフォーカスの位置情報から被写体深度を推定し
3.撮影シーンを判別し
4.フォーカス、ホワイトを決定し
5.画質制御方法を決定する

これは専用コンピューターを使いリアルタイムで同時並列的に信号を制御する革命的な処理方法に進化している。まさにバカチョンの究極的なシステムとなっているのだ。これにより高速、高精度のシーン判別や低照度、逆光、過度順光などの撮影環境にも自動的に対応出来たと豪語している(笑)恐らく従来型のアルゴリズムだと上記の撮影条件では齟齬をきたすのは容易に想像出来る。

完全ではないが確かにiAはツカエル(笑)というのが1年間使い込んだ拙の感想である。このシステムの凄い点はソフトウェアー累積型の進化というのがミソだろう。つまりノウハウが死なないばかりか機能により進化した形で新製品に付加される循環が見える。

撮像素子や記録デバイスが進化しても制御システムに根本的な変更リスクはありえないとの考えからであろう。実に頭のいい進化を家庭用は遂げていると言うのが拙の思いだ。

まぁ、機動性を生かして休日に一人でしか撮影出来ない孤独な(笑)趣味を愛好する貴方にはTM700は絶好のパートナーになるとおもう。と、拙はお薦めするのだが(笑

オモチャというのには凄すぎると思うのは拙だけかなw

SD100(TM700の発表) 3



iAの考察をする予定だったがタイミング良く10日の昨日付けにPanaが家庭用のフラグシップモデルのTM700の発表を行っていた(3月発売)あまりタイミングが良すぎるので発表がもう少し早ければ様子見でコラムを書かなかったと思う(笑

HDC-TM700の製品情報
http://panasonic.jp/dvc/tm700/

プレスリリースは
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn100210-1/jn100210-1.html

前回述べた色で追尾するフォーカス機能などドンピシャの機能があり、うれしかった。問題意識は同じポイントで収束する物である(笑)

さて今回は少しいじわるな見方をしてみる。アナウンスを見ていると今回の売りは
赤・青・緑の各色センサー搭載の新・3MOSで高画質を実現
● 世界初(※1) 1080/60p記録で速い動きもクッキリ撮れる
暗いところでもノイズを抑えてキレイ
● 低照度撮影時の色ノイズを約5分の1(※2)に抑える
広角からズームまでハイビジョン画質のままキレイ
※1
2010年2月10日現在、民生用AVCHD規格対応ビデオカメラとして。尚、1080/60p記録モードは独自方式。
※2
当社従来機種 HDC-TM350比
ということらしい。

この新・3MOSというのはνmaicoviconとは言明していない。単純にMOSだとしたら画素を増やさなければならない悲しい理由がある。つまりCCDと比べてMOSの受光面積は1/3近く減少すると言う原理的な問題である。CCDと同じ受光面積を稼ぐにはMOS撮像素子を3倍にしなければならないという技術でもなんでもない、あたりまえの対応と言う話になる。

では何でMOSかという理由を探さなければならない。やはり低電力や原理的にスミアーがでにくい、制御しやすいという3つに尽きるだろう。拙的にはプログラムによるハンドリングがしやすいとみている(CCDとの比較で)

暗電流の低い素子が増えればさぞかしノイズの低い特性が出るだろうなぁ〜などと思ってしまう(笑

今回感心してしまったのは1080/60Pとワイドレンズの採用かなと思う。Pモードの周波数は約28Mbpsと書かれている。これはAG-HPX155のPHモード(1080/30P)の最高レートである24Mbpsより高い。やってくれるなぁ〜と笑いがこみ上げた。家庭用でフルハイビジョンの60Pなんて考えもつかなかった世界なのだ(SD100では24Pがあったが絵の連続性では疲れた(笑))

ワイドレンズはありがたいなぁと正直思う。従来の標準ズームは撮影時に物足りないことが多過ぎてヘキヘキしている人が多いのが想像出来た。手持ちでは絶対的にありがたい対応であると思う。

画龍点晴を欠くのは今回もやはりズームのランク的なリモコン対応がなされていないところだろう。にしても、かなり機能的に進化しているとはおもわれる。興味があるかたはニュース・リリースをごらんください。

まぁ2年たっているから全ての部分で2倍以上体感的に感じられる進化がないともの足りないと言うのが最近のユーザーの感度であろう。

カメラのムーア的な進化.....シビレル(笑
次回はiAを考察してみたい。

動画はたまに古墳でも(爆

SD100(フォーカスや手ブレ補正の仕様) 2



ことさら家庭用のカメラに拘っているのは世界中に数億台出荷されている現状から見てネット上における、お手軽な情報発信の必須のアイテムとして欠かす事ができないからだ。つまり原理を知らないと効果的な利用ができないとの立場でこのコラムを書いている。

家庭用のカメラで驚かされるのは何といってもAF(オート・フォーカス)機構だろう。といっても赤外線反射トラッキング等の軍事技術的な導入は価格帯から言って難しい。

一般的にはコントラスト信号のピークとレンズの合焦位置とをトラッキングさせる方法がオーソドックスだ。といっても低照度の環境ではどうするのだろうという疑問が湧き上がってくる。

SD100では複数の検出範囲に対応し信号の合算によりフォーカス・トラックすることに成功している。複数の検出信号によって中心のフォーカス信号が浮き上がってくるということであろう。

意外と賢いように思われるが例えば暗いシーンの中で誰かがスタンドマイクに対して話す(歌う)シーン等はマイクスタンドの輝度レベルにロックする事が多い(笑)絞りは、ほぼ全開であるために話している人間の顔がボケやすい傾向が出てくる。人間の顔だけに限れば色信号レベルで追いかける仕掛けが必要ではないかと思われる。コントラスト・トラッキングでは限界があるのだ。

さてフォーカスに続いて光学手ブレ補正を考えてみよう。撮像素子の登場で小型化に成功したビデオカメラの最大の問題点は撮像面の小型化による手ブレであろう。ちょっとしたブレが再生画面では大きく再現される。

撮影映像のリアリティについて拙は仮説を持っている それは
・高解像度
・記憶色と合致する色の再現性(経時的に変化する色温度との整合)
・対象への機械的なフォーカス
・登場人物の信頼性
・綺麗な立体的な音源
・水平の安定した画面
・遠近法に合致したフレーム(これは人間の感覚(笑))
これらの要素がしっかりしていなければ場面のリアリティが薄くなる。高解像度と言うのはリアリティへの記号のひとつにすぎない。

以上は技術的なアプローチとしてみた場合で画面の内の登場人物の演出的な動きやカメラマンの技術的なカメラワークは除外している。要するにパット見で感じるレベルである。ブレがあることで上記の条件が阻害される事が多い。家庭用のカメラで手持ち表現をあまり拙が使いたくない理由は上記にある。

SD100での補正レンズ補正エリアは従来より3倍のエリア枠が広がったと言われていた。でもどうやって(笑

これは4000回/秒の手ブレ感知を行っているらしい(でも1回のインターレスに1回強という数字は凄いのか大味なのか微妙)つまり撮影されている映像は常に状態を感知しているフィードバックが働いているということだ。このあたりから従来のカメラと最近のカメラとの認識が根本的に異なってくる。撮影した状態を自己のメカニズムで監視状態に置くのを専用デバイスでコントロールするのが現在の主流ということか

制御系にジャイロを使っている。パンやティルト等は従来型だと動作終了後にも補正が効き過ぎ妙な補正となったがSD100では終了時には効きすぎない補正(揺り戻し現象対策)をしているらしい。まぁ職人芸的な補正メカと言ってもいいだろう(ジャイロを使っているのならば何故水平系のマークが出て来ないのかと言う謎は依然残るが)また100の前の型であるSD9のクセを機会があったら確認してみようと思う。

カメラの機能に合わせて自分の撮影スタイルに制限を加える発想は正直に言うと好きではないが、この価格帯の機器を原理的に理解しなければ美味しい撮影ができないとなれば、ともかく認識しなければならない。フォーカスや手ブレ補正の仕様はノーチョイスなのだ(笑

動画は見た人がキレイといった祭りの風景。
次回はいよいよiA機能を考えてみたい。

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