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4月8日 郷に帰る

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1週間強の駆け足の関西旅行だった。今回狙ってみたかったのは愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)くらいで後は伏見稲荷神社の山頂、万博公園のレンズテスト、北陸は金沢と七尾まで足を伸ばしたが残念ながらの小雨模様。大阪城は体がギトギトになり次回の撮影の楽しみのため首からカメラをぶら下げて静止画のスナップショットに専念しただけだった。動画の桜も狙ったものではなくたまたま満開に恵まれた撮影環境だった。(写真は現在の大阪城)

今回は撮影とは関係ない部分で大きく感じるものがあった。すでに我が国では派遣労働者が4割以上を占め企業では雇い止めが常態化している。雇用が不安定のため車を買う、結婚する、子供を育てる、家を建てるといった従来型価値観とはまったく相容れない世界が現出している。

たしかに現在は雇用者を搾り取る雇用形態がトレンドとなっているが長期的に見た場合、派遣労働者の割合が増え少子化の影響で人口が少なくなっていく中での人件費抑制型の会社経営は結局、顧客の減少を招き企業の収益を脅かす社会になって行くのではないだろうかとの疑問が膨れ上がっていく。その環境に企業はどのように生き延びるかという疑問である。

従来型の会社組織では顧客の無限創造がテーマとなっていたが可分所得を許さない雇用形式と人口減少が企業群への対抗軸として効き始めているのが今という認識だ。

その疑問は帰りの新幹線の喫煙室で出会った就活中の人懐っこい大学院生との話で理解の糸口が見えた。専門は数学だそうで金融系に行くかIT系に行くか悩んでいるそうである。まぁ最終的にはIT系の中でビッグデーターを扱う方向に興味が湧いて来たような思考をしているらしい。どう思いますかといきなり来た(笑

茶飲み話のような趣で煙草を吸いながら話した。金融工学や単一解析系はトレンドをメインにして数式を組んでもトレンドが消えれば数式そのものが消滅してしまうんじゃないかと語った。むしろ立体的に消費者動向をデーターベース化している所と組まなければ勝ち組にはなれないような気がする。

例えばAmazonやJR西日本、セブンイレブンのように毎日のように消費者行動の情報が入って来る所が、その情報を使って拡張して行く可能性が非常に高いのではないだろうかとの趣旨である。

くだんの院生は、筆者に対して、わかっちょるねぇ〜(笑)というような顔で聞いていたが、現実的にはその情報は個人情報の拡散禁止の法的な問題があり情報を持っている所が圧倒的に優位に立っているのである。そう考えるとビッグデータを持てなかったり、積極的に使いこなせないところは尻に火がついたタップダンスを舞い退場していくという図式となる。

意気投合したところで院生には、まぁ頑張れやという調子でハッパをかけたらオッサンもな(笑)という調子で別れた。考えてみれば人件費抑制で生き延びて行く大企業はやがてブラック化していくだけということなのだろう。こりゃはっきり言って過渡期かなという思いである。

また人口母体が確率論的に動きにくい地域は持続可能な地域社会を目指すという事かもしれない。どこを指してるかはおわかりと思うが...

愛宕念仏寺の約1200石像羅漢に癒される


   

京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町(きょうとし うきょうく さが とりいもと ふかたにちょう)にある愛宕念仏寺(おたぎ ねんぶつじ)に訪れた。

京都市嵯峨野にある愛宕念仏寺に訪れた。ここには約1200体の石像羅漢が奉納されている。これらの羅漢は一つ一つ表情が違うため知人に似た人に会えると言われている。この石像羅漢が作られたのは最近の事で1981年から1991年の事であったと聞いた。参拝者(素人)が自ら彫って奉納する羅漢彫りプロジェクトの一環だったようで目標五百体が1991年の段階で1200体まで膨れ上がったそうだ。

海外でも知られているらしく撮影中も様々な外国人のツアーが訪れていた。ここに訪れようと思ったのは20世紀終盤に生きていた参拝者が思いを込めて彫った石像羅漢が約1200体収められているという事に尽きた。今後これらの石像群は、彫った市井の人たちが思いもよらない時間を旅し、彫った人たちの思いを後世に伝えるいわば伝説の場所になろうとしている。

寺院の新しい装置のような感覚があり強烈なオリジナリティに惹かれのが訪れた理由でもある。

大阪万博公園にも春が来た 2016


   

継続中のレンズテストは所を変えて大阪万博公園で継続している。

プライベートの旅行で大阪の娘夫婦の家に寄せてもらい天気を見ながら撮影を行っている。LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.は昨年度の夏に購入する予定だった換算28-300mmの便利ズームで、元々MFT(マイクロフォーサーズ規格)の一つ前の規格であるフォーサーズ規格だった時代のレンズでMFTでは変換アダプターを使う事でかろうじてAF性能を維持している。

計画がずれたのは、昨年度は雨の撮影が多かったため筆者が切れてしまい便利ズームの防塵防滴レンズに変更したためだ。そのバックアップ用のレンズの性能も今様の仕様としては優れものだったので防塵防滴性能のアドバンスもあり暫くリュックに同伴していく事になるだろう。

さて一度使ったら戻れなくなると言われているライカの便利ズームはどのようなものかがずぅ〜っと気になっていた。このレンズは10年近く前に販売されているが、ちょうどその頃、報道を中心にPanasonicのビデオカメラが地方局に急速に導入された時期がありライカとPanaの提携の始めとしてレンズの監修をライカが行っていた。Panaの言い方としてはこの放送用ビデオカメラのレンズはそんじょそこらにあるものとは違うなどと喧伝していた。

LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6は放送用のフランジバックが連動してズームしてもピントがずれない仕様でもなく、絞りも放送用と較べたら苦しいぐらい暗い。あとは写りがどのように違うのだろうかとの純然たる興味しかない。結論を先にいうとビデオカメラに使われているレンズとは全然ちがう発想で作られているのだろうとの感触だった。

解放近くで見ると明らかに中心部分の解像感が強く周辺はさほどでもない。この解像感の違いで浮き上がり感を持たしているのかなぁとの印象である(勿論絞ると周辺の解像感は上がる)他との比較で言えば色のノリが心配になるほど良い。また中望遠から望遠にかけて解像感が増えたように感じる。はっきり言うとクセがあると言える。

現時点では使い込んでみようとしか考えが思い浮かない。これだけのクセがあるといい写像、どうしようもない写像が歩留まりとして目立って来そうだが、動画は写真のように連写していいものを選べる作業には向いていないためこの辺の兼ね合いが使い込んで行くうちに判明するだろう。

最初の使用感は重いというのに尽きたが(笑

西山の里に春が来た


   

3月の下旬に西山の里で撮影を行った。桜は来週あたりに満開になりそうだ。

撮影日はライカのズームレンズのテスト予定だったが、このオリンパスの単レンズの性能に息を飲み結局、ズームテストは後日にし、このレンズでの撮影を優先した。解像感というより解像度そのものという写像がファインダーに現れた。単レンズの凄さである。

概算でNDを24~26程かまし昼間でもF1.8が維持出来るようにした。つまり全カットF1.8の撮影を行っている。解放から使えるという触込みと、どのあたりから崩れて行くかの確認のためで、総じて逆光にはちょっと弱いとの結論を出したが、大方のレンズはその傾向にあり、きちっとハレ切れをすれば撮影に耐えられるものが多い。

副次的に25mm/f1.8(35mm換算50mm)のレンズ1本でさらっとまとめる事ができて嬉しかった。カメラメーカーでは50mmを標準レンズとして設定しているところが多い。それは学説にも寄るが人間の見た目と50mmの画角が近いという説に拠っている。この場合1本で撮影するということはカット構成に合わせてカメラがマメに立ち位置を変えて画角を合わせる作業に他ならない。

本来ならば対象が同じ大きさでもレンズの画角により背景の広さに変化が生じる。24,35,50,80mmのレンズを使い対象を同じ大きさに撮影しても背景の広がり方が全然異なる。写像の撮影は背景感の狙いを持ってレンズを選択し撮影するというのが大きな流れであるが、これを50mmレンズ1本では自身が前後し編集し易いように対象の大きさを変えながら撮影するという動きとなる(これを持ってしても背景の広がり方は50mmの背景感覚を逸脱することは出来ないが)

オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8は、中心から周辺にかけて解像感を維持しようとする今様の考え方がはっきりしており、テストしようとしていたライカのズームレンズとは立体感を醸し出す感覚が対抗軸といっても過言ではないほどの設計思想の違いを感じる事ができる(どちらが勝っているとか、どちらが残るかという話ではない)

というのはさておいて、1本のレンズで動画を構成するというのも結構しんどかった。単レンズも25/f1.8,35/f3.5Macro,50/f2Macroの3本となり12と7~80mmを追加したら単レンズで撮影出来るかなと結構マジで考えている。まぁエープリル・フールも多少関係していなくもないが(笑




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