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茨城県植物園 X-E3 on cloudy




   

6月中旬にビデオ研究会の例会で茨城県植物園に訪れた。

前回の続きでX-E3を持ち込んで曇りの日を押さえてみた。Fujifilmのこの系統の機種の際立った特徴はミッドレンジから最上位機種まで同じセンサーで、画像処理エンジンも同じ物が使われている。つまり画質に関してはピラミッド型のヒエラルキーは存在せず同列というのを売りとしている。

筆者が使っている機種もAPS-Cでありながらバッテリーを搭載して337gと考えられないくらい軽く、M43も凌駕している。またキットレンズも18~55mm(35mm換算27~82.5mm)と広角からポートレートまで使えF2.8~F4までの仕様となる(考え方にも寄るがF4通しのレンズとも言えなくもない(笑))

だが何よりも惹かれたのは高感度特性で常用ISOを6400で設定している人が多く、M43を使っている筆者にとっては、ほんまでっかいなという仕様なのだ。これが可能だとNDフィルターや他のフィルター等を使いながらF値の制御が出来る。つまりボケとパンフォーカスをコントロール出来る環境となる。植物園ではその辺も遊んでみた(筆者のGH4ではISO800以上を設定するには勇気が必要だった(笑))

他にもAFCの食いつきの良さや、ずば抜けた環境設定の自由度などあるが、特筆すべきはFHD,29.97pにおいて記録周波数が38.26Mbpsしかなく(4Kでは100Mbpsの仕様なのだが)これをProRes422ltに変換して(88.65Mbps)の非常にコンパクトな方法で作ったにもかかわらず上記の画質で出て来ている。(ちなみに防塵防滴対策がされている上位機種のT2ではFHDは100Mbps対応されており差別化されている。)

このためパソコンの編集が楽になり熱による警告もなくなった。こうなるとメインで使ってみようかなどと思ってしまう。元々ドキュメかニュース的なものが多いので、この画質で十分じゃないかという思いが募っている(それ以上は4Kを使えば良いじゃないか)又、筆者は発表の場をもっぱらYouTubeにおいているのもある(YouTube内ではさらに数十分の一に圧縮されている)YouTubeの優位性は発表した時点で全世界にフリー(無料)で配信・再生出来ることにある。

動画機として見た場合は、はっきり言って過渡期という言葉が浮かぶが筆者の制作手法では何ら問題ない。欠点は音のハンドリングの難しさというところか。過渡期と書いたのはFujiのこの機種に限らず全メーカーを含めて静止画の機能が動画では同じ機能として使えないものが多く、画像処理エンジンの進化を待たなければ解決ができないというものである。

まぁムーアの法則的な視点からみれば時間の問題と筆者には見える(ただ、音に淡白なのは困る)この観点から良く機能的に対応されコストパフォーマンスの良いのはNikonD7500だと思うがいかんせんフル装備にすると重そぉ〜という感じがする(年を取ると軽いのは一つの正義となる(笑))

思い返してみればpanasonicのM43システムに惹かれたのは小型軽量で価格もそんなに高くはなく600mmのレンズも簡単にアレンジできるという物だった。そこから放送を意識したGH4が発売され購入した経緯があったがTV-CMの仕事をしていたときに使っていた数千万円の機材がなければ無理だった信号規格がそのカメラにフューチャーされており感慨を持って手にした思い出がある。

そこからNIKONのFXやAPS-CのDXを処分し(決定的な理由は重くてレンズ群がバカ高いため)GH4を中心としたシステムに変更した。いかんせん高感度特性が悪く被写体深度を操る事など考えもできなかった。現在はGH5,GH5sの時代となっており高感度特性は多少改善されている。しかしながら全然食指が働かなかった。YouTubeをステージとしている筆者にとっては信号系も価格もオーバースペック(笑)なのだ。

現実的には4Kを中心に組み直すとしてもコンピューターの入れ替えを計らなければならず、出てくる動画もオーバースペックとなれば折り合いがつかない。そのあたりの課題からFujiと遊んでみるかという流れとなり想像以上に擦り合わせがうまくいったとの思いだ。

まぁ、長い玉(600mm)などはGH4に任せて通常の撮影はX-E3で検証を行っていこうと考えている。その昔、Sonyの創業者である井深大さんから訓示を受けた事があり今でも鮮烈に憶えているのが、【君たちは物の価値とは市場の相対性で決まると思っているらしいが製品価格を重さで割って1gいくらという考え方をした事があるか?1gいくらの資材を1gいくらで売る、その差額が付加価値だ。残念ながら家電はその付加価値の部分で日本のカメラメーカーにはかなわない。】カメラは付加価値の塊と見られていた時代だった。

現在そのSonyはイメージセンサーで世界のシェアーを握り、Panasonicは非球面レンズのガラス成形に成功し同じく世界のシェアーを握りLeicaにまで出荷するようになっている。思えば遠くにきたものだ。この超軽量のFujiのカメラも後世どのように語られるのか興味は尽きない。




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