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鯨ヶ丘ひなまつり 雛かざりとホノボノ人形展


   

2013年3月1日から31日にかけて第5回スロータウン鯨ヶ丘「ひなまつり」が鯨ヶ丘商店街で開催されている。

過去何回か撮影して来たが今年は東二町にある花てまりさんに訪れて明治期と大正期の雛飾りと同時開催されている福島県在住の斉藤タケエ先生の「ほのぼの人形展」を撮影させてもらった。たまたま、花てまりさんにインバータータイプの蛍光灯が2本あり、急遽簡易の照明を作り、取材で使ってるライトをタッチにして人形の撮影を行ってみた。

撮影用の蛍光灯でないため多少演色に難が出たが編集で微調整してアップしたのが上記の動画である。最近の照明は徐々にインバータータイプの蛍光灯照明が使われるようになっている。その理由としてフリッカーが気にならない高速スイッチングが働き、熱も少なく、LEDタイプが浸透する事でライトの寿命が飛躍的に伸びた。さらに演色なども撮影用に対応したものがスタンダードになっている。いいことづくめなのだ。

かって撮影用の照明と言えばタングステンが全盛だった。色温度が3200度中心のもので、手で直接さわると手の脂で膨張係数が変わりすぐに破裂するようなものだった。しかも現在の5000時間程度の寿命と異なり120~150時間で玉が切れ、なおかつ100時間を超えると色温度が徐々に下がって行く(←赤くなる)という扱いにくいものであり注意をしないと熱で周りのものが燃え上がる危険性があるという代物だった。80年代に業務用の数十万円台の蛍光灯照明が出るまでは映画の創世記からなんら変わらない照明条件だったのである。

それが今では非常な経済性を伴い普及し始めている。撮影の簡易度を考えると今昔の感があるが絵を作り込むという時間は今もそう大して変わらないのではないかというのが実感だ。今回は明治、大正、現在というオブジェを撮影したが、やはり100年近く昔の対象物は劣化の度合いもハンパではなく寄れば寄るほどに気になる瑕疵が見えて来た。質感、量感ともに現代のものが扱いやすかったのは言うまでもない。

このへんは下手にいじって変調をきたすよりそのままという考えで撮影しているが、まぁ仕方がないのだろう。寄り用のレンズを通すと気になるだけで通常の展示ではなんら問題になるような話ではないからだ。むしろ100年近くの歴史の中で幾世代の家族の営みが多層化しているのを目撃していたという考えに立つと非常に面白く、気になる存在というのが正直な感想である。

斉藤タケエ先生の「ほのぼの人形展」は歴史の厚みが云々というよりは癒され度を注目してみた。人間の脳とは凄い物で、人物の表情を特徴を持って単純化してもかなり癒されるのが見て取れる。記号論的に考えても面白いとしか言いようのない対象なのだ。動画撮影というのは絵画と似ていてテレビやパソコン等の2次元の媒体によって再現される。

そこで対象物の迫力や存在感を引き出すにはルネッサンス以来の遠近法や光(照明)をつかった遠近感や厚みの表現を使って場の立体感を強調する。そこには無数の方法論がある様々な遠近法がからまってくるが、対象を単純化しても脳が情緒の判断を下すというのは、もはや理屈ではなく本能的なものと考えざる得ないだろう。

逆に言えば、人は表情がなければオブジェを愛せないということなのだろう。何やら哲学じみてしまったが面白い撮影だった。協力いただいた、花てまりさんには感謝いたします。ありがとうございました。

花てまり
(常陸太田市東二町2277)
http://www.hanatemari.com/
Tel 0294-72-7226




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