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2012年秋 療育の旅(手をつなぐ育成会)


   

2012年10月27日〜28日に知的障碍者の生活を支援する常陸太田手をつなぐ育成会が開催した栃木県への療育の旅(研修旅行)の模様をお届けする。

今回は見学先が多かったが見所は那須烏山市にある「山あげ会館」と宇都宮市にある「わくわくグランディ科学ランド」だった。山あげ会館の主要展示品目は江戸時代の初期に地元の領主だった那須の殿様が疫病退散を祈願して開始したのを起源とした「山あげ祭(やまあげまつり)」だ。現在でも6町が持ち回りの当番町制度として持続しており昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。

戦国末期に那須氏は佐竹氏や宇都宮氏と抗争する事が増えた。興味深いのは那須氏が藤原道長の六男を発祥としていることである。常陸太田を本拠とする佐竹氏の祖である河内源氏は頼信が現在の大阪府羽曳野市にある壷井に本拠を置いてから河内源氏と呼ばれている。

この頼信が飛躍したのは摂関政治で栄華を極めた道長に仕えていた事が大きい。佐竹氏は鎌倉幕府や室町幕府時代に命脈を繋いで戦国大名化しているが大元を辿ると那須氏の祖先は佐竹氏の祖先の主筋という話となる。このあたりが筆者的に面白い話となるわけだ。

次の日は宇都宮にある、わくわくグランディ科学ランドの見学をしている。正式名称は「栃木県子ども総合科学館」といい、事業主体は栃木県で運営している。3000坪はあろうかという敷地の中に科学館が建設されており、自然科学系の展示物が多く飽きさせない。H-IIロケットの実物大模型もあり、正直たまげた。

日本のロケット技術は恐ろしく進化している(現在の打ち上げ成功率は驚異的である)今年はパソコン1台で全ての打ち上げ操作を可能とするイプシロンロケットの第一号が発射される予定で、もし成功すればこの分野でのロケットは技術、コストともに10年近くは日本の独壇場になると予想されている(このロケットは本体に自己診断機能を搭載し、極端な話となるがインターネット上からでも打ち上げ制御が出来るというしろものだ)

くしくも今回の見学会は日本人の文化に対する敬意と基礎技術をおろそかにしない職人国家としての息吹(いぶき)を感じさせるものになった。見ているだけでも飽きがこない構成の展示物が多かったと筆者的には感じられ、操作に夢中になっている子供達を見るうちに楽しい思い出が蓄積されたのではないかと思いたい心境となった。

ちょっと遅くなりましたが関係者のみなさま、お疲れさまでした。




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