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隣家の大部さんが茨城県知事賞受賞!!


   

2013年2月16日〜17日に、つくば市のつくばカピオで開催された「いばらき花フェスタ」の模様をお届けする。

いばらき花フェスタは、昭和50年に開始された今年で38回目に至る「茨城県花の展覧会」に併設されるかたちで、つくば市にある「つくばカピオ」で総合イベントとして開催され、今年で5回目を数えている。フェスタは茨城県や、つくば市が全面的に協力し、広い駐車場がある「つくばカピオ」で開かれ、生産者、流通、販売者、消費者が一堂に会する花のイベンントとして県下最大規模を誇る。

茨城県花の展覧会は毎年300点以上の出品が県内の花き生産者から出され品評会に供している。常陸太田市で園芸業を営んでいる大部さんの「いばらき花フェスタ」開始以降におけるここ5年の実績は秀逸で、過去の受賞歴を記すると
34回 銀賞
35回 銀賞
36回 金賞・農林水産省生産局長賞
37回 金賞・茨城県農林水産部長賞
38回 金賞・茨城県知事賞
とアルストロメリアの栽培では余人の追撃を許さないようである。お話を伺ったところではハウス栽培を行って通年の生産体制を整えるには相当の試行錯誤があったそうで簡単に増産体制を組めない難しいものであるようだ。過去に受賞した金賞のPDF  

今回知事賞を受賞した大部さんとは隣家のよしみもありよく酒を酌み交わす仲だが、まさかこれだけの職能を見せつけられるとは思ってもいなかった。しばらくドヤ顔(どうだと言う自慢顔(笑))を見ながら飲むのかなぁ〜と思っている(笑

さて余談の技術編だが、三脚は従来より3KG軽くなっている。移動の軽快性はかなりあがった。年に合わせて2〜3年したら更に重さが2KGは下がるカーボンを導入しようと思う(現在もカーボンだが山岳取材用途ではない)又、今回は撮影だけにしたが240GB(約2時間半の撮影容量)のSSDを使ってみた。

実際の編集で使用しなかったのはもう一つの現行認定されているハイビジョン撮影システムである720Pで統一してみたからだ。720Pの24MhzSDHC(AVCHD方式というかコアはH264だが)でどこまで使えるか見極めたかったのである。まぁ予想はしていたが720P(プログレッシブ撮影)はしっかりした足(三脚)を使う事で抜群の切れをみせる。

また足回りのHDDは半分をeSATAにしてスピード感を味わってみて見た。元々パソコンではThunderBolt端子の持ったものを使用しているので本来の早さになったということだがUSB3を使用した以上の感激はなかった。並に早いのである。今年は技術的な検討が早くめどがつきそうなのでコツコツと照明機材を増やして行こうかと考えている。まぁシステム的にはマイペースで3年くらいかかって引き上げて来たがもうちょっと時間がかかりそうだ。ちなみにこれから3ヶ月くらいは720Pの低圧縮でのシステムで遊んでみたいと考えている。

小林農場の稲の収穫(合鴨有機農法)


   

昨年の秋口に水田に合鴨有機農法を実施している常陸太田市芦間町にある小林農場で稲の収穫が行われたので訪れた。過去コラムで何回かご紹介しており、現在では常陸太田朝市の定番出品になっておられるので、ご存知の方も多いと思う。お詫びしなければならないのは映像データーが入っているハードディスクがクラッシュしてしまい復帰のために数ヶ月もかかってしまった事だ。映像アップが時期的にずれてしまったのだ(深謝)

日本の水耕栽培の歴史の中で、近年確立されたと言ってもよい合鴨農法の撮影は筆者的に新たな知見を得る示唆に富むものだった。合鴨農法は茨城県北の鳥獣対策のノウハウを積み上げていた。そのへんのノウハウの面白さを語るのは別の機会にして(笑)復活した映像データーによるコラムを楽しみたい。

小林農場の生産システムは大きく三つの流れがある。
・ねぼけ系の有機肥料をベースとした合鴨農法をコアとして
・作付け面積が大きいので工程の機械化による肩代わりの比重は高く
・でき上がった稲は籾(モミ)として保管する。

最初の項目は別として、2と3の項目は、この地方では特段珍しくはない。農業従事に携わっている年齢層が高くなる傾向が強いため機械に依存する割合が増しているのが現状だからだ。ところが3項目は久慈川を渡河した以北の常陸太田特有のものであることはお気づきであろうか?

この地域は稲をモミで保存する独特の習慣が残っているのである。例えば農協の力が強い茨城県南部では倉庫に搬入する米は玄米までと聞く。籾(モミ)で持ち込むと体積の約25%強を占める籾殻(モミガラ)のため保管効率が悪くなる事に起因するらしい。

だが常陸太田市内では、どこの精米所でも籾→玄米→精米の一貫した工程が用意されている。これには筆者も驚いた。例えば、お寿司等の美味しくなるコツというのはお米と水であると職人さんに聞けば教えてくれる。ところが都市部で飲食をしていた時代を思い起こすと、どうやら本当に美味しいお米を食べていなかったとの思いに至る。

つまり、生きている籾を精米して食べる、こちらの言葉で「今ずり米」が一番美味しいと言う話になるが、どうやら都市部で供されるご飯はそうではない。これには悔しい思いをした(笑)それゆえ筆者の家はできるだけ籾からの精米になるようにしている。あたりまえの話だが、生きている米を精米するのだから美味しい(又、モミのため古米等と言う概念も成り立たない)

これを感動を持って話しても、この地域では当たり前の事を何で驚くのという顔をされる。何という恵まれた地域だろうと思った。

合鴨有機農法と「今ずり米」で消費者を囲い込むのが小林農場の戦略と見たが、当たらずとも遠からずと筆者は感じている。震災の影響で日本の水耕栽培の作付け面積は大きく減少したと報じられている。常陸太田は得意の籾(モミ)で勝負してもそこそこ行けるのではないかと昨年から思っている。何しろ、かくゆう筆者も籾(モミ)の購入に変えたインパクトがあるのだ。

都市部で高い料金を支払って、本当にうまいものを食べていたのかしら?という、内心穏やかではない思いがそこにあるが、まぁ、食べられるようになったので良しとしよう(笑

あいがも農法の小林農場を訪ねた 2

     

     


6月13日に1ヶ月程前にコラムで紹介した合鴨農法の小林農場(茨城合鴨水稲会会員)に再び訪れた。アイガモ君の成長と活躍の様子を撮影してみたかったからだ。また今回は実験的に高品質音声合成エンジンの映像日記専属ナレーター「鯨ヶ丘あかり」を登場させた(笑

予想していたよりアイガモ君は大きくなっていた。旺盛な食欲は変わっていないようである(笑)今のところ対策が効を奏してタヌキや野犬等の被害に逢っていないようであった。ちなみにこれだけ大きくなると柵を抜けて出てしまうのがいるのではと、お聞きしたら、集団行動の習性が強くいつまでも柵の中に入ろうとするそうである。群れで動き回るのが本能のようだ。

たまたま昨年育って卵を採集するための大きくなったアイガモ君を撮影していた時に地震がありパニくるかと観察していたら、さぁ〜っと ひとかたまりになり首を長くして集団で周りをうかがうような仕草をしていた。へぇ〜っと思ったものである。

アイガモ君の活躍は8月の上旬まで続くそうである。稲についている虫を稲ごと食べるようになり始めたらお役御免という話だった。たまたま、病気療養中のおばあ様がいらっしゃったのでコラムで使わせていただいたが同行していた看護師の方がアイガモの様子をみて驚いていたのが印象的だった。妻も疲れた時は前回のコラムを見る事があるらしい。セラピーになると言っていた(下記は前回のコラム)

あいがも農法の小林農場を訪ねた

稲もアイガモ君も順調に成長して欲しいと思った。

■■■ ナレロイド 鯨ヶ丘あかり 初登場!! ■■■
懸案だったナレーション処理に対応出来るようになった。といっても音声をサンプリングしたシステム(高品質音声合成エンジン)で、元々は防災対策のアナウンス自動処理やインターネット学習、あるいはテキストの自動発声などに使われており業務用途として実績を重ねてきたものがOEMでビデオ編集用にも対応されたものだ。

音声合成ソリューション/株式会社エーアイ (AI, Inc.)

キャラクターも6人デリバリーされており徐々に増やしていこうと思っている(まずは使い込まなきゃ(笑))編集的には自由度が広がり特に個人の映像ブログではありがたいものだと思う。例えば掛け合い的な要素がなければ取材対象者のインタビューを挿入しても唐突なものになってしまうし、ノウハウ物の説明も楽になるのが見える。徐々に使い込んでいく予定なので「鯨ヶ丘あかり」をよろしく(笑)追筆となるがコンピューターが作った合成音声と気づかない人が多かったのでシメシメと思ったしだい。

あいがも農法の小林農場を訪ねた

     

     

5月14日に常陸太田市芦間町にある小林農場(茨城合鴨水稲会会員)がアイガモ君を田んぼに放すというので訪れた。

小林農場は常陸太田朝市でも常連出品者となっている。今年3月に有機農法を行っている有志による常陸太田で開催された「農の未来を語る会」で小林さんと、佐竹寺の前にある根本農園の根本さんに「合鴨水稲農法」を詳しく聞く機会があり関心を持っていた。

古代米を食べてみた(根本農園)

合鴨農法は1985年に富山県福野町の兼業農家である荒田清耕(あらたせいこう)氏が、水田の生態系を生かす無農薬栽培の一環としてアイガモ除草法を確立したのがきっかけである。91年には全国合鴨水稲会が結成されている。年代的に日本の長い水稲栽培の歴史から見て比較的新しい技術といえる。

小林農場では長い期間、有機農法を志しており、出荷先はアレルギー性の持病を抱えたユーザーが多く、有機栽培でなければ米が食べられなくなっている現実があった。ところが最近では高齢化が進行したあおりで小林氏に農地を委託する近隣の農家が増え総計で3.5町の田畠を夫婦2人で運営しなければならなくなったそうである。

そのため現実的に水田に発生する雑草を奥さんの人力に頼っていても物理的に不可能になり始め頭を抱えたそうである。それでも、奥さまは頑として農薬を使うのを拒んだと聞いた。同じような事情は根本農園の根本氏も同じで、一念発起して有機農法を志したが5年目に入ると根本氏の水田は米を作っているのか雑草を作っているのかわからないという事を近所の農家から揶揄されたそうである(ちなみに合鴨農法が上手く行った時に根本さんは偉いと言う評価に変わったらしい(笑))根本さんは名言を吐いている。

有機農法は勇気がいります(シャレが効いている(笑))

期せずして、このような状況から合鴨農法を取り入れた、お二人だが、今回は小林さんが実行されている合鴨農法をレポートしてみる。良く言われる合鴨農法の効用は

●雑草や害虫をエサとして排泄物は稲の養分となる事
●そのため化学肥料、農薬不使用のコスト低減が見込める事
●化学肥料による稲の弱体化を回避でき病害虫の低減が見込める事
●アイガモが泳ぐ事で土が攪乱し肥料分の吸収が良くなる事
●上記の理由のため中耕により稲の成長が期待出来る事

つまりアイガモが肥料の提供と病害虫の駆除を行い、除草などの手作業による重労働からも解放されることを意味している。そのコスト性から後進国から注目されており、お二人はスリランカで合鴨農法の指導を行い国際的に活躍をされている。また東南アジアの研修生を受け入れた実績もあると聞いた。

こう書いてしまえば良い事ずくめなのだが、小林さんの合鴨農法は茨城県北の不利な地域特性に対応して独自に進化している。それは山間のロケーション特有の天敵対策に現れている。特徴を列記すると

▲アイガモの放す時期は雑草が成長しない微妙なタイミングがある
▲最低一反あたり10羽のアイガモは必要となる。
▲タヌキ、イタチ、野犬、ハクビシン、ヘビなどへの対応
▲カラスやトンビを代表とする猛禽類への対応が揚げられる。

これらの天敵対策としてアイガモの住居をつくり夜間は小屋に戻るように条件づけている。更に住居の周りは厳重にガードし、田んぼの周辺には網を置き、電流も2重の方式で流れるようにしている(といっても長年のノウハウで乾電池数個で済むそうだ)。鳥等は畑の上に凧糸を巡らし、なんらかの罠があるように鳥に想像させると言う(笑)

このようにノウハウは必要に応じて積み重なっていくものなのだろう。小林さんから伺った話では、稲に対して縦の雑草を取る機器はあるが、横の雑草も平然と取ってしまうのはアイガモくらいかもしれないとの感想を聞いた。

奥さまは「何故もっと早くから合鴨農法を行わなかったのだろう」という重労働から解放された思いの言葉が聞かれた。何よりも合鴨農法は楽しいと言うのが、お二人の共通した思いとのことだった。

合鴨農法が有機農法として全国に浸透している現在、食の安全やアレルギー対策の米として生産された小林農場の合鴨米は全国に直接販売され、毎年完売されていると聞く。原理的に実に頭のいい水稲栽培方式だったのだと思う。小林さんはノウハウの出し惜しみはしないのでお問い合わせは下記で...

余談となるが、成長した合鴨は卵をとる数羽を残し、あとは潰してしまうと伺った。秋口にお米をオーダーすると、早いもの勝ちとなるが、オマケのサービスも過去に行ったらしい。筆者も今年は予約しようかと悩んでいる(笑)

ちなみに卵も市販の卵とは比べ物にならない大きさで殻がなかなか割れず、なおかつ黄身が大きく簡単には分離しない強靭さを持っている。6個パックで生産状況が良好な時は分けていただけるサービスもあるそうなので連絡してみるのもいいだろう。

小林農場(小林文夫)
常陸太田市芦間町1236-3
☎ 0294-76-3030

オルゴール音楽提供
[M-Box] FreeMusic

また成長したアイガモ君を追いかけたコラムは
あいがも農法の小林農場を訪ねた 2

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