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表層地盤という知見

ファイル 448-1.jpg

(画像はJ-SHIS Mapより転載)

日曜日のNHKスペシャル「大地震 あなたの家はどうなる?」という番組の中で表層地盤のリスクを取り上げていた。筆者にとっては全く新しい知見だったのでちょっと調べる気になった。

防災科学技術研究所からみで「地震動予測地図」を公開していた記憶を頼りにググってみたらドンピシャで表層地盤までカバーしたサービスに行き着いた。

J-SHIS Map
http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

上記のサイトの左上に貴方の住所を入れて地図を拡大し真上にある表層地盤をクリックしたら上記の画像となる(画像は透過率を調整している)

この番組の発端は1日のうちに2度の震度7が発生した熊本地震で破壊的なダメージを受けた地域から150m離れていた場所に、ほぼ被害を受けなかった場所が現れた事を題材としている。

その後の専門家の調査によって「地盤の違いによって揺れ方や揺れの大きさが違ってくる」事が明らかになった。つまり確率論的地震動予測では解明出来なかった地震被害のメカニズムがわかってきた。

見過ごせなかったのは熊本の場合は地盤の中に粘土質の地層が影響を及ぼしているのが明らかになり、筆者が過去に撮影した鯨ヶ丘トンネルの地層には相当部分に粘土質の地層が存在しているのを目撃していた。

そこで上記の画像を取り出してみた。左上の赤いマークが太田一高に隣接する筆者宅で太田地区をみることにした。250mメッシュで分割されているのでちょっと荒い分布図となっているが表層地盤からのアスペクトから見ると、はたそめ団地の地盤がよさげという話になる。

果たして揺れの具合がどの程度違ったのかは、東日本大震災ではこのようなアプローチが認知されていなかったので被害の程度を記録する事は出来ていなかったと思うが、参考程度にJ-SHIS Mapを見てみるのも損ではないと思う。

ちなみに、あの日に市役所の上階にいた友人は死ぬかと思ったと語っていた。筆者も水戸駅のマクドナルドでコーヒーを飲んでいたが、壁は割れ天井が落ちて来たりで、水道が破裂し水がしたたり落ちる階段を下りて、ほうほうのていで駅から出たのを憶えている。

西山公園の梅が満開


   

隣の家の庭にある梅の木の花が見事に咲いて来たので3月5日に西山の里 桃源に行った。自宅から車で4~5分もすれば行けるのでカメラを持ってよく出かけている。

今回持ち出したカメラはpanasonicのGH2(2010年秋口発売)と概算28mm-300mmのLeicaの便利ズーム(2009年発売)、概算100mmのマクロ付きの単レンズで、これなどはオリンパスが2003年に発売した物だ。特にカメラに関しては日進月歩のデジタルカメラの世界では現状では見向きもされない機種だった(カメラはGH5が今月発売される)

ところが北米のユーザーが中心となってファームウェアーの解析が行われ収録規格のAVCHDの記録特性を上げ始めた。現在搭載している’Moon T8'というバージョンは150Mbp/秒以上の記録特性がある。元規格のAVCHDは30P設定で24Mbp/秒だったと記憶しているがその6倍だ。上がった絵を見ていただければ古くなっても手放せない思いを察していただけると思う。

規格的にはあり得ない衝撃のバージョンに進化したファームウェアーの入れ替えで記録周波数をここまで上げる事が出来る機種は世界でGH2だけだったため知る人ぞ知るという趣で日本では細々と命運をつないでいる。

筆者が一眼レフを意識し実際に撮影に使い始めたのが2012年からだった。それから少しづつ撮影法を変化させている。操作上でのビデオと眼レフの大きな違いは被写体深度のハンドリングが眼レフでは容易で、一方、ビデオカメラの利点は電動ズームのハンドリングが容易というのに尽きるだろう。

画角に合わせて被写体深度を変えるのを憶えてしまえば容易にズームを使えなくなってしまう。ズームというのはカメラマンの意思が能動的な嫌らしさで表現されてしまう。つまり狙いが簡単にバレてしまうのだ。それが眼レフだと微妙に背景をボカす事で対象物を強調出来るため使いやすい。

また今回はGH2のHDが24Pだけの対応のため別なアプローチもしてみた。筆者的には長い間謎だったピクチャースタイルCimemaの使用だ。1秒間が24P(24コマ)を使っている分野は映画やCMが多い。起用されるカメラマンが映画畑というのも初期には理由としてあったがCM制作会社のカメラマンも24コマで撮影している時代が長く続いている。

Panasonicにかぎって言えば2010年前後から業務用、放送用のビデオカメラや一眼レフにもピクチャースタイルCimemaが導入されてきた。ありていにいうと白飛びのする輝度の直前までに絞りを抑えて階調を整えましょうと言う手法でCimemaにすると発色を含めた全体トーンをフイルムに近いものにしますよというものだ。

大いなる疑問は元々ダイナミックレンジに乏しい撮像素子に、このようなテレキシネ撮影法の真逆のような手法をこうじても、きしっとした階調がとれるのかという根源的な問いが残った。

案の定、過去何回もアプローチしてうまく行ったためしがなかった(笑)特に雨や曇りの日にはどうにもならなく、これはマスターモニターと照明部がいる環境でなければどうにもならないなと達感するのに時間はかからなかった。今回アプローチしたのは春の光が優しかったのがあり、ひょっとしたらバランスがとれるかなと期待したからに他ならない。

撮影は全体のバランスを考えながら一部飽和している場所も目をつぶって行ったが上がりのトーンを見てこれはビデオだという人は少ないだろう。あえて動いている部分を使用しているが、これを使わないと写真に見えてしまうからだ。ちなみに今回はピントもマニュアルで決め込んだ。春の優しい光の中で対象を見ながら撮影条件を作っていく姿はオタクの極地としか人には見えなかったと思うが、まぁ楽しかったので良しとしよう。

これがPanaの狙っているCimemaかどうかはわからないがちょっとだけ近づいたと思いたい。

茨城県北芸術祭 2016 松平町休耕地付近


   

2016年秋に開催された茨城県北芸術祭 2016から松平町休耕地付近で井上信太氏が発表したアート作品をお届けする。

芸術祭以前から撮影の依頼が入っており、そのまま五浦の五浦美術館の開催式から日立市のオープニングパーティまでカバーする流れとなった。それから約2ヶ月間のあいだに撮影に何回か出たが、さすがに全部を見きる事はできなかった。

現代アートの最大の面白さは作品を形成するプロセスや出来上がったものが、ほとんど自分の発想の外にあるというもので、作家のパラダイムから自分は著しく疎外されているのではないかと錯覚を起こすまである。

いみじくも開催式で橋本知事が”これが芸術かというと私どもは非常に悩む所でありまして”というところで出席者は笑いを禁じ得ず、筆者も吹いた。実存世界の人間が抽象芸術をみると、ぱっと見では理解ができなくて焦るというのも楽しいと筆者は割り切っている。

今回お届けする井上信太氏(筆者はお目にかかった事はないが)の作品は、たまたまビデオ研究会の活動で本市の作品群を撮りに行こうという話が持ち上がった。スケジュールがタイトだったのでで4Kで撮影する事にしていた。それは正解で現場に着いてから次に移動するまで9カットしか撮影出来なかった。

この動画は4K領域からトリミングをして2K(普通のハイビジョン)に仕上げている。中で使用しているズームや横パン、カットの寄りは編集用の自作プラグインでトリミングを行い動かしている。プロセスはかなり複雑なので割愛するが、ありていに言うと冷や汗物の撮影量だった。なんとか1分以上を作ったが、こんなこともある。

抜群の眺望と空間を生かした作品には舌をまいた。しかし筆者は不遜にも、ここに電気を引き込んで浄化槽を設置し井戸を掘ってログハウスを作ったらエエだろうなどと考えていた。凡夫のあさましさである(笑)

上河合町 鳥追い祭り 2017


   

1月15日に上河合町で開催された第10回 鳥追い祭りをお届けする。

鳥追い祭りも今年で10年を数え、記念もかねて花火を真冬の空に上げるという(笑)上河合町では前年の12月から打ち合わせに入り、撮影も鳥追い小屋の製作から幸久小学校の3年生の児童が参加する製作風景を中心に行った。また今年は広報にも力を入れた効果が現れ、例年の2倍以上の訪問者が訪れた。

当日は天候に恵まれたが、風が強く、現場では体感温度は下がり、鼻をズルズルする人も少なからずいた(笑)鳥追い小屋が燃え上がる早さは風の影響もあり尋常ならざるものがあった。ちょうどこの頃、新潟で大火があったばかりで、これぐらいの勢いで広がったのだろうと思わせるものがあった。

冬の花火がこんなに綺麗だとは思わなかった。もっと厚着をしていたら余裕をもって見られたろうと思いちょっと残念だった(ともかく寒かった)初めて鳥追いを見た時はもの珍しさもあり面白かった。上河合町では子供達に郷土の思い出を作りたいとのコンセプトがあり通年で開催されるイベントもその考えにそった物が多い。動画で紹介しているチーム幸久はそれら多くの行事を支えている。

主催された上河合町会、上河合町連絡協議会と共催したチーム幸久の関係者のみなさまお疲れさまでした。

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